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  欠陥住宅
最近、はにわ達の住宅事情も大変である。
せっかく手にいれたマイホームも、手抜き工事で、ドアの立て付けは悪かったり、土台が傾いていたり、ひびが入ったりなどなど、欠陥住宅で悩まされている。それでは、 ある新築マイホームを建てたはにわの様子を見てみよう。

「やぁ、いらっしゃい。」
「やぁ、これが新築したマイホームだね。なかなか素敵じゃないか。しかし、噂では、欠陥住宅だったと聞いたんだけど、見た目はちゃんとした新築だね。でも、実は、家が斜めになっていて、ビー玉を転がしてみるとわかるとかなの?」
「いや、欠陥なんだけど、でも、そういうのではないんだ。」
「じゃあ、トビラのたてつけが悪くって、開かずのトビラがあったりとか?」
「いや、その辺はちゃんとできてるよ。」
「うーん、じゃぁ、シックハウスってやつ?有機溶剤の影響で、気分が悪くなっちゃうとか?」
「いや、そういうのはないんだけど。実は、配管配線がむちゃくちゃでね。」
「え、そうなのかぁ。じゃぁ、水道の水がちゃんと出なかったり、電気がつかなかったり、とか、いろいろ大変なのかい?」
「いや、ちゃんと出ることは出るんだけど・・・。あ、今、お茶を出すから。」
「あ、ありがとう。」
はにわはお茶を飲みながら、最近流行りのお店や食べ物のことなど、いろんな話に盛り上がった。

「ところで、台所の流しのすぐ横に電話があるなんて、きみは料理が好きだから、電話しながらでも料理をしてるんだね。」
「いや、そうじゃなくって・・・。」

そのとき、りーん、りーん、と台所にあった電話がなり、はにわは、急いで台所に向かった。なぜか受話器を取らずに流しの蛇口を開け、「もしもし」と話し始めた。 それを見ていた友達はにわは、一体どうしたんだ?と驚いた。
電話を終えたはにわは、戻ってきて、言った。
「いやね、一通り使えるんだけど、配管がむちゃくちゃでね。」
「???」
はにわは、何がなんだかわからなかった。
「あ、そうだ。ちょっと手を洗わせてもらえる?こう見えてもキレイ好きで、家に帰るといつも手を洗うのが習慣なんだ。」
「へぇ、きみらしいね。いいよ、向こうの流しの方のを使って。」
「ありがとう。」

はにわは、流しにいき、蛇口をひねったが、あれ?水が出ないぞ。なにやら、蛇口をひねるたびに、ピポパポと電話をかけるような音がするし・・・。
「あ、そっちは電話だよ。手を洗うんだったら、電話の受話器を取って適当にボタンを押して。数が大きいほど、水圧が大きいよ。」
友達はにわは唖然としながらも、はにわの言うとおりに受話器をとり、5のボタンを押すと・・・・。 じゃーっと、受話器の話し口から水が溢れ出した。
「電話線と水道管を間違われちゃったらしくって、もう大変だよ。まぁ、馴れれば、全然問題ないからいいんだけどね。」
「そっかぁ。まぁ、水が出ないよりはましだよね。」
「うん、ある意味、慣れると面白いもんだよ。」

はにわたちは、その後も、いろんな話で盛り上がったらしい。

  みなさんも欠陥住宅には気をつけましょう。