カエルは何食わぬ顔をして、電車に乗り込んだ。電車は、ぱらぱらと立ち客が出るくらいの混み加減だったので、カエルは、カバンを抱え込んで、椅子に座っていた。
はっと気づいたら、電車に餃子のニオイが充満しはじめていることに気づいた。
や、や、やばい!
カエルは内心焦りながら、平静を装った。
しかし、餃子のニオイはどんどん充満していく。。。
カエルは、目だけ動かして、周りの様子を伺った。
ニオイに気づいて、ニオイの発生源を見つけようと、きょろきょろしている人の気配を感じたが、しかし、素知らぬ顔、素知らぬ顔・・・。
次の駅は、カエルが降りる駅だった。
ふぅ、やっと着いたかぁ。カエルはほっとしたと同時に、自分が動くと、餃子のニオイの空気も動いて、通り過ぎる時にニオイの発生源が自分だとばれてしまう! |