満月の夜になると、お役立ち人形は、そっと自分たちの家を抜け出し、会合へと急ぐ。身軽なお役立ち人形のこと、まず、主人に見つかることなどない。しかし・・・。
でっぷりと太ったカエルのお役立ち人形は、家を抜け出すためにどたどたと足音をたてるため、カエルは、満月の日の怪しい行動に気づいたのだった。
ある満月の日、カエルがぐっすりと眠っていると、どたどたと地面が揺れた。地震か!?とあせってカエルは目を覚まして身構えたが、はっと窓の外を見ると、でっぷりしたお役立ち人形がぜぃぜぃと息を切らして走っていくのが見えた。
カエルはむむ!と思って、後をつけることにした。お役立ち人形は、できるだけ目立たないように、すばやく走っているつもりだったが、でっぷりと太ったお役立ち人形は目立つので、後をつけるのは簡単だった。 |