おどるはにわ幸せなトリペンギンくんちのすぐれもの カエルのこだわりお役立ち人形防犯福助便利冷蔵庫日記付きカバン素敵なグッズ

  布団

ペンギンくんちの布団はすぐれものである。
それは、普段、ずぼらなペンギンくんが万年床にしているので、布団たちがこれではいけないと思って、そうなったのかも知れない。

ペンギンくんちの布団は、普段は、押し入れの中に綺麗にしまわれている。
夜、寝る時間になると、布団は、押し入れの戸をあけ、勝手に敷きはじめる。
ペンギンくんは、何も考えずに、その布団にもぐりこんで寝る。

朝になると、布団は、上で寝ているペンギンくんにはお構いなく、勝手に押し入れの中に片付きはじめる。
まだ寝足りないペンギンくんは、ごろんと床の上に振るい落とされ、しかたなく起きるのだ。

布団は、とても几帳面な性格らしく、必ず同じ時間にひきはじめ、同じ時間に片付きはじめるので、ペンギンくんが遅く寝ようと、そんなことはお構いなしなのである。

ある日、ペンギンくんは友達の家で朝まで飲み明かし、眠たい目をして太陽がさんさんと照り付けるお昼に帰ってきた。
今日は天気がいいなぁ、こんな天気だと、余計眠りを誘うよなぁ、と思いながら家に帰ると、お昼だというのに布団が、さんさんと太陽の照り付ける窓際近くに敷かれていた。

おおお、なんというラッキィ!
気がきく布団だなぁ、と思いながら、太陽光線でぬくぬくとした布団にもぐりこみ、眠り始めた。
ちょっと太陽がまぶしかったが、ペンギンくんはとにかく眠った。

時間が経つにつれ、太陽の位置も移動し、窓際にも日が入らなくなってきた。すると・・・。

ずるっ!どてっ!

いきなり布団が移動しはじめ、押し入れの中に入ってしまい、ペンギンくんは布団から振るい落とされた。

ねぼけまなこでペンギンは呆然としていた。

ペンギンくんは、はっと気づいた。
几帳面な布団は、天気のいい日には、ちゃんと布団を干すことまでしているまめなやつだったことを。