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  トントンやのトンカツ定食
ある休日のことだった。トリは朝から家でごろごろしていたら、あっという間にお昼だった。
そろそろお腹も空いたな、何食べよっかな。でも、出掛けるのもめんどくさいし。そうだ、また便利冷蔵庫でトントンやのトンカツ定食を食べよう!
トリは、トントンやのトンカツ定食を注文した。

「ふぅ、うまかったぁ。」
食べ終わった後、ふとひらめいた。
「そういえば、トントンやって、キャベツとごはんのおかわり自由なんだよな。」
トリはお腹いっぱいだったが、好奇心で「トントンやのキャベツおかわり」と書いてみた。すると、キャベツだけがちゃんと送られていた。
「ふぅん、便利冷蔵庫はまだ新しいシステムだから、いろいろ不備があるものだ。
こんな風にただのものをどんどん注文されたら、たまんないだろなぁ。」
トリはふふふ、と笑いながら、さらに冷たいおひやを注文した。

夕方になって、トリは出掛けた。
おいしそうなコロッケが売っていたので、トリは買ってかえった。さてと、コ ロッケを食べるには・・・。
そうだ!トントンやのキャベツとご飯だ!
トリは、便利冷蔵庫に、「トントンやのキャベツとご飯のおかわり」を注文し た。
「ふふふ、全く、馬鹿なシステムだ。」
トリは、「トントンやのおかわりキャベツといっしょに、コロッケをうまそうに食べた。

数日後、便利冷蔵庫のメーカーから、お知らせのはがきが届いた。

お客様各位。
ご利用ありがとうございます。誠に勝手ながら、お客様が注文された
商品やお茶などに対するお代わりのサービスは停止いたしましたのでご了承ください。これからも、便利冷蔵庫をよろしくお願いします。


「ちっ、やっぱり、使えなくなったか。」
トリはがっかりしたが、はっとひらめいた。
「これはまだ大丈夫かもしれない。」
トリは薄ら笑いを浮かべながら、「デパートの地下の食品売り場の試食」と書いた。すると、エラーメッセージが出た。
「ちっ、このサービスは停止いたしました、だと!先手を打たれたか!」
トリはがっかりしたが、と同時に、闘志に燃え始めた。
次は何を注文しよかな、おもいっきり不意をついたやつ・・・。

なんだか、トリは人生に生きがいを見つけたのだった。