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  ウィルス感染

悪意のある人たちによってコンピュータウイルスがばらまかれ、電子メールなどを通して、コンピュータがウイルスに感染し、コンピュータが壊れてしまうという被害を受けている。
ここんところ、インターネットが大はやりで、トリも怪しいウイルスに気をつけていた。他人からきた電子メールのせいで、うちのパソコンが壊れるなんて、あほらしいぜ。けっ。
そう思いながら、便利冷蔵庫でよく冷えたビールを注文し、ぐびぐびと飲みながら、ネットサーフィンしていた。

ある新聞のニュースに気になる記事を見つけた。
「便利冷蔵庫にウイルスが!便利冷蔵庫もネットワークを介してウイルス感染する!ウイルスに感染すると、便利冷蔵庫の電源が勝手に切れてしまう。xxx 市に住むAさんは、せっかくよく冷えたビールを注文し、翌日飲もうと楽しみにしていたのに、電源が切れてしまったことに気付かず、飲もうとした時はビールがぬるくなっていた、とのこと。」
ふぅん、よく冷えたビールを期待して、冷えてないなんて、むちゃくちゃ腹たつだろなぁ。トリは、よく冷えたビールののどごしを味わいながら、しみじみ思った。そして、ニュースの続報を見てみた。

「なお、メーカーから、ウイルス感染探知機をオンラインで販売開始。定価1000円。」
ふぅん、探知機か。1000円なら、ま、いっか。トリは早速購入申し込み用紙に記入し、購入した。

よし、これで、毎日よく冷えたビールが飲めるぞ。
トリは届いたウイルス感染探知機を便利冷蔵庫にとりつけ、満足気だった。
「さてと、よく冷えたビールを飲むとするか。おっと、そういえば、もう冷蔵庫の中のビールはなくなったんだっけ。注文しよっかな。」
トリは便利冷蔵庫にビールを頼もうとした時だった。ウイルス感染探知機がぴこぴこなりはじめた。
「あれ???まさか、ウイスルに感染して、電源がきれたのか?」
トリは急いで冷蔵庫をあけたが、電源は切れた様子はなかった。
「なんだ、この探知機、壊れてんじゃねぇのか?」
ぶつぶついいながら、トリは冷蔵庫をあけ、はっとした。便利冷蔵庫の中に、できたてほやほやのミートスパゲッティを見つけたのだった。
「???なんだ、こりゃ???頼んでないぞ。」
なんかよくわからんが、いちおう冷蔵庫の外に取り出してみた。
「ま、いっか、腹も減ったし、食うか。ま、とにかく、よく冷えたビールを頼もう。」
トリは便利冷蔵庫によく冷えたビールを頼んだ。

...しかし、いつまでたってもビールが届かない。おっかしいなぁ。いったいどうしたんだろ・・・。
トリは再度、よく冷えたビールを頼んだ。
便利冷蔵庫をあけると、またミートスパゲッティがはいっていた。
「おかしいなぁ。文字認識に失敗してるんかなぁ。でも、ミートスパゲッティと間違えるのもすごいしょぼいよなぁ。」
トリは2個目のミートスパゲッティをまた冷蔵庫の外に出し、今度は丁寧に字を書いて、よく冷えたビールを注文した。
「...うーん、またミートスパゲッティがきた...。」
3つもたまったミートスパゲッティに困りながら、トリははっと気付いた。
..待てよ、もしかして、さっきウイルス感染探知機がぴこぴこなったのは、新種のウイルスに感染したってことでは...。
トリは急いでパソコンに向かい、インターネットで、便利冷蔵庫の感染するウイルスについて調べた。
「うわぁ!これだ!」
トリは叫んだ。そう、このウイルスは、感染した便利冷蔵庫同士で、届け先を混同する、という新種のウイルスだったのである。まったく、迷惑なウイルスだ。

その頃、はにわは、便利冷蔵庫で何度もミートスパゲッティを頼んでいるのに、よく冷えたビールばかり届いてしまって困りながらも、冷えたビールをぐびぐび飲んで御機嫌だった。なかなか食べ物が届かないので、さっきから、酒のつまみやら、次から次へと食べ物を注文していた。

そして、その時、トリは、便利冷蔵庫に、ほっけやウニ丼が送られてきて困っていた。さっきから、食い物ばっかりたのみやがって、いい加減ビールでも頼みやがれ!と文句を言いながら、ひたすら食べ物が送られてきて、迷惑きわまりなかった。