しかし、自分がいったいどこを走っているのか全く検討がつかず、とんでもない方向に走っているんじゃないかとふと不安になった。 「そうだ、いったんゲーセンにいって、ちょっと止めてはいったフリして出てくるか。オレも結構頭いいな。」 トリは、カーナビに指示どおりに左折左折左折右折し、ゲーセンの駐車場にはいった。 「お、ここの駐車場はタダか。よかったぜ。」 駐車場に車を停めて、降りずにそのまま数分運転席に座っていた。 「さてといくか。ばーか、おまえの手にはのらねーんだよ!」 トリはカーナビに悪態を付き、カーナビのツギの指示をまった。 ・・・・・。 「ん?なんでなんにもいわないんだ?」 案内ボタンを押してみた。
まだ今きたばかりです。遊んでいってください。 「くっそぉ!おまえ、時間まではかってやがるのか!」 トリは負けを認めざるを得なかった。 「そうだ!オレ、ゲーセンのコインゲーム得意なんだよな。100円で長居してやる!」 トリは車から降りてゲーセンの中に入り、100円玉をコインに両替した。 競馬ゲーム、スロット、コイン落とし・・・などなど、じわじわとコインの数を増やし、はっと気づいたら100円で2時間も遊んでいた。 「けけけ、どんなもんだい。利益はたったの100円だぜ。光熱費とか人件費とか考えると、赤字だろ?けけけ!」 トリはすごく満足だった。